大阪松竹座
タイトルとは違った画像。
大阪北浜の五感です。五感はスイーツ屋さんといったらいいかな。ええもんとかええもんちいとかが有名。駅にもデパートにも売ってるがここが本店。
わざわざ早い新幹線で、新大阪から地下鉄淀屋橋で京阪に乗り換えて北浜と手間かけても来たいとこ。落ち着いたビジネス街の北浜自体も好き♪この建物も元銀行らしい、古いとこはそのままに二階がサロンになっている
下を見下ろすと1階はケーキやパンなどの売り場。
ここのフレンチトーストも美味しいけど、朝トーストを食べて来たので、不本意ながらケーキにする。
基本生クリームはダメなのでケーキはあまり好きじゃないけど、シブーストにする。
これまた苦手なシャーベットが付いてるけど
雰囲気雰囲気!
紅茶が美味しい♪心の贅沢だなぁ〜。
では、ミナミの松竹座へ。
七月大歌舞伎です
先ずは昼の部
席は3階席。
夏祭浪花鑑は、染五郎、孝太郎、松也に時蔵に鴈治郎。
二人道成寺は時蔵と孝太郎で。
間1時間で夜の部
夜の部は一階席
舌出三番叟は鴈治郎壱太郎親子で
さて、待ってました!盟三五大切の通し狂言。
盟三五大切は、かみかけてさんごたいせつと読みます。昔は五大力と言うおまじないというか呪文のようなものがあって、女性が男性に操を立てるのに三味線の裏皮に書いたりしてたらしい
その五大力という刺青を三を足して力を切に変えて三五大切に変えたっていうのが題名のいわれ。
それはともかく片岡仁左衛門さんの演じる源五兵衛が凄味がありまた哀れで優しくて。
色々あって、自分を騙した女のクビを懐に入れて花道をよろよろとぼとぼと引っ込むんだけど、そんな残虐なことをしてるのに大切に懐に入れる。
普通花道の引っ込みは、お客さんのたくさんの拍手があるんだけど、あまりの名演にお客さんも引いてしまって途中で拍手がやんだ。拍手のない引っ込みを初めてみた。引っ込んでから皆思い出したように拍手をしてた。
仁左様を騙す三五郎役の染五郎と小万役の時蔵ももちろん良かったけど、松也がなんか人が変わったように良くなってた。
このところ、本業以外に色気出し過ぎてて(もちろん芸の幅を出すのにドラマとか舞台は悪いことはないけど)ちょっと苦々しく(笑)思ってたところ、仁左衛門さんに食いついて習ったというその姿勢が花開いてた。
とにかく仁左衛門さんは素晴らしい役者さんだ。
終演になって、そぞろ帰る人たちのざわめきがいつもと違った。ほんとすごいものを観たなぁ〜。
by youpiyumi | 2017-07-09 23:05 | Comments(0)